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WooCommerce 5.0 でも、マイナーリリースで 2月9日予定

さて、早く書かないといけないなと思いつつも、今日になってしまいました。

久しぶりの WooCommerce のバージョンが一桁が変わります。ですが、今回はメジャーリリースではありません。

1月22日の「Developer Advisory: Changes to WooCommerce Versioning Scheme」の記事で説明されていますが、今までのリリースの数字から変更されました。

今までのリリースだったら、4から5になる時点でメジャーリリースだったのですが、WordPressのリリース方法に変更するということになりましたので、二桁目(?)の数字が10以上にならないようになりました。なので、前回が 4.9 だったので、4.10 ではなくて、5.0 にしますよということです。

今回のアップデートは2020年の WooCommerce のアップデートの流れがほぼ毎月アップデートするという所から予測できたように、後方互換、いわゆる古いバージョンからスムーズにアップデート出来るようにしていく方向性から生まれた形となります。なので、WordPress 同様に後方互換をしっかりやっていきましょう!という方向性なので、ノーコーダーの方などにはいい傾向だと思います。

ただし、アップデートの際には修正や変更は必ずありますので、二桁目のアップデートの際には EC サイトということもあるので、ステージング環境でテストした上でしっかり動作確認をして、アップデートすることをお勧めします。

でも、ちょっと注意が必要!先に 4.9.2 へのアップデートが推奨!

と、ちょっと、良い感じに書いたのですが、注意が必要になっています。

4.9.1 までのバージョンに関しては、今までのアップデート対応していたので、4.9.1から5.0にアップデートすると「メジャーアップデートだから注意して!」と警告が出るようになっています。

よく分からないと一般の方はびっくりする可能性がありますので、警告を出さないようにする処理を4.9.2(1月26日リリース済)で行っています。そのため、4.9.2にアップデートすることをお勧めします。

※開発者は注意です。npm や composer は SemVer なので、それはそのままで対応する必要があります。

WooCommerce のマイナーリリースによる変更及び追加点

と、ここまで書くと比較的ラクなアップデートのように感じると思いますが、もちろん、変更点はありますので、開発者などは対応する必要があります。
今回は個人的に一箇所だけ重い。。。爆

商品レビュー数

商品レビュー数の数え方を修正しました。 今までは、作成される新しいコメントに対して機能しましたが、すでに発生していた場合は正しく修正されていませんでした。 そこで、新しいレビューが追加されたときにレビュー数を修正する移行スクリプトを追加しました。

売上レポートの旧タイプ利用を非推奨に

新しい WooCommerce Analytics(WooCommerce Admin同梱) をユーザーに推奨するため、古いレポートセクションに通知を表示して、古いレポートを非推奨にします。ただ、すぐに使えなくなるわけではありません。ただ、近いうちに使えなくなると思います。

CSS 変数(WooCommerce 接頭辞付き)

WooCommerce 接頭辞付き CSS 変数をスタイルシートに追加しました。 これにより、開発者がCSS を再作成せずに、同じ WooCommerce のデフォルトスタイルを利用する必要がある場合に、より簡単に拡張できます。

商品、注文、クーポンの復元パターン

以前は、注文、商品、クーポンをゴミ箱に移動した後、復元すると、これらのアイテムは「ドラフト」ステータスになります。 これで、問題を防ぐために以前と同じステータスに復元されます。

つまり、公開状態からゴミ箱に入れて、ゴミ箱から復元すると公開状態になるということです。

ファイルが添付された商品タイプ(ダウンロード商品)の変更

以前は、ダウンロード可能なファイルがある商品を注文した場合、および商品タイプをバリエーションのある商品に変更すると、ダウンロード可能なファイルのアクセス許可が失われ、アクセスが拒否されていました。 これが修正され、商品タイプの変更を認識し、同じダウンロード可能なファイルを使用しようとすると、それを認識して同じ顧客のアクセス許可を再作成するようになりました。

WooCommerce Admin 1.9.0の採用

これ、個人的に重いっす。爆

その他の変更点

  • マーチャントに追加のヘルプを提供するために、タスクが2回目に完了していない場合に、ヘルプツールチップが表示されるようになりました。
  • ホーム画面のタスクの拡張性。 サードパーティーの開発者がが独自のタスクを追加できるようにします。
  • 受信トレイメッセージに「未読」インジケータを追加しました。 これにより、未読の受信トレイメッセージをすばやく確認できます。

WooCommerce のデータベースの変更

データベーステーブルにスキーマの変更はありませんが、データベースで実行される移行スクリプトがあり、先に記載のある商品レビュー数の問題を修正する処理を行います。

WooCommerce のテンプレートの変更

今回はありません。

WooCommerce のフィルターとアクションの追加

1つのアクションと2つのフィルターが追加されました。

ActionDescription
woocommerce_activated_pluginWC Admin などのパッケージがアクティブ化されたことを通知するアクション。
5.0 new action hooks

FilterDescription
woocommerce_delete_variations_on_product_type_changeバリエーションのある商品タイプから商品タイプに切り替えるときにバリエーションが削除されないようにフィルターします。
woocommerce_new_order_email_allows_resend新しい注文メールを管理者に再送信できるようにフィルタリングします。
5.0 new filter hooks

カテゴリー: アップデート情報